書籍・雑誌

さらに欲情の作法

渡辺淳一先生が以前テレビの僕らの時代に出ていたとき。

ピンクのシャツにネイビーのジャケットを着ていて

それがすごくおしゃれに見えた。

うーん、先生やるなあ。御とし七十○才には思えん。

ということで、さっそく先生のファッションを取り入れて

仲間内の集まりに出かけてみた。

後で聞いたらやっぱり女性から評判がよくて、先生を

恋愛師匠と呼ばさせて頂きます

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渡辺淳一 欲情の作法

週刊新潮で連載しているコラムを読むと

なかなか面白いことを書いているので興味をも

っていたので、たまたま図書館にあったので借りてきて読んでみた。

う~ん。渡辺淳一先生ってもっと切れ味のいい面白い

話を他でもいっぱい書いているのに、なぜかこの

本に関してはありきたり。

どちらかといえば目新しさのないことをあえて書いている。

まあ男の本音をストレートに書こうという意図がある

のかもしれないけれど

僕の欲情の行き場はどうなるのって感じ?

男は女性のからだだけを求めている・・のではないし、だから

おとこも悩むんでしょう、渡辺先生?

とはいえ、この本すごく売れているらしいですね。

商売としては成功で、お見事!!

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山田詠美「A2Z」

山田詠美の「A2Z」を年末から読み初めて、文庫のわずか248Pの作品をやっと今日読み終えた。

長くかかってしまったのは、こんな話だとは思っていなから。冒頭すぐに主人公の夏美が夫の一浩から愛人の存在を打ち明けられるという話が出てきたところで途端に中々先に進めなくなった。

いろんな事は違うけれど、今の自分のこととダブらせてしまっていた。そして途中で何度も本を置きながら読み進めた最後のZの章でそりゃないよなと思わずつぶやいた。

既婚者の夏美と年下の成生との先の無い関係、そりゃそうだ。だけど、だからせめて小説の中だけはハッピーエンドにしてほしいんじゃないか。

Zの次の最終章でやっぱりお互いに一番好きだったのは妻であり夫であったなんて。。。身も蓋も無い・・・と思ってしまった。

先がないと分かっていてもどうしようもできないのが人間なんだ。

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東電OL殺人事件 事件記事掲載雑誌

東電OL殺人事件を調べようとされる方の参考資料にお役立てください

東電OL殺人事件雑誌関係報道
1997年(平成9年)
3/27(木)発売
 週刊新潮 4/3号 「渋谷円山町で殺された慶大卒『東電OL』の退社後売春
 週刊文春 4/3号 「4年前から渋谷ホテトル嬢だった東電エリート女性社員 恋人が激白 彼女はいつ死んでもいいといっていた」
 週刊宝石 4/10号 「慶大卒東京電力エリートOL(39)が夜のラブホテル街に立つまで
 女性セブン 4/10号 「39才、慶大卒エリートOL絞殺事件 「彼女は食事へ行くよりホテルへと…」”夜の顔”全証言 「退社後はラブホテル街の女」出回った謎の”密室裸”写真」
3/31(月)発売
 週刊アサヒ芸能 4/10号 「惨殺OLがのめりこんだ修羅」
 週刊ポスト 4/11号 「撮られていたヌード写真の深層 親友元ストリッパーに告白して いた衝撃レイプ事件
 週刊現代 4/12号 「殺された東京電力OLのベットの上の全裸写真」
4/1(火)発売
 週刊女性 4/15号 「悲劇はダイエットから始まった セックス依存症 売春と薬物 ああ激やせりえ状態 哀れ裸写真」
 週刊女性自身 4/15号 「35才まで処女と『拒食症』が夜の顔を
4/3(木)発売
 週刊文春 4/10号 「東電エリート女性社員 父親代りの男(56)に出した14通の手紙
 週刊女性セブン 4/17号 「ラブホテル街の妖怪の”恋”と”ラブレター”」
4/7(月)発売
 週刊現代 4/19号 「原因は社内不倫!? 東電OLが売春に走った本当の理由」
2003年(平成15年)
 週刊新潮 11/6号 事件を振り返る記事に被害者の写真掲載
2007年(平成19年)
 週刊新潮 3/22号 被害者の馴染み客だった大学教授の告白記事

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東電OL殺人事件【犯行推理】

文庫版の東電OL殺人事件を読んでみて、最初は気がつかなかったことが気になった。

P474 喜寿荘203号室の住人の事件当日夜101号室の窓の下に投棄されたと思われる複数のコンドームについての証言。

P362 ゴビンダの証言 被害者との最初セックス。ゴビンダの部屋での同居人が三人連続で被害者とセックスをおこなった~P367 ゴビンダの同居人ナンドレラが被害者と連れたってどこかへ行って結局セックスをしないで帰ってきたという証言

佐野眞一及び弁護士がことさら主張する時間的な矛盾(勤務先からどんなに急いでも目撃証言の時間には犯行現場に間に合わないということ。

冷静になって想像力を働かせれば導かれる結論はおのずと限られてくる。

弟二十六回公判の弁護側のゴビンダへの被告人尋問は検察側にとっては絶好のチャンスでななかっただろうか。このあたりの記述を詳細に読むと色々なことが見えてくる。ゴビンダは犯行現場に居たのかもしれないが、もしかしたら真犯人【殺外者】は別に居るのかもしれないとも思える。

事件当夜のタイムチャート

PM0:30-PM5:30五反田の ホテトルの事務所で客待ち

PM7:00渋谷ハチ公前で馴染み客と落ち合う

PM7:13-PM10:16馴染み客とホテルにいる

PM10:30 馴染み客と別れる、その後路上で客を誘う姿が目撃される

PM11:25 喜寿荘に被害者が外国人と入る姿が目撃される

PM11:45 喜寿荘101号室で女のあえぎ声を聞いたとの証言、その際窓の下に複数の使用済みコンドームを目撃

ここでのポイントは喜寿荘に入る姿が目撃された時間が11:25分頃。女のあえぎ声が聞かれたのがPM11:45分頃というその時間そのもの。そして複数のコンドームが窓の下に投げ捨てられてあったという目撃証言。普通のセックスしかした事のない人にはわからないと思うが、普通この手の風俗の時間相場は一人10分から15分。ましてこのような立ちんぼの場合たぶん5分から10分だろう。11時25分から45分だと20分ある。何人の男が処理できるかは簡単な計算だ。それで窓の下のコンドームの証言に信憑性が出てくる。検察官も裁判官も弁護士も佐野眞一も、事件に関与するなら風俗の実態を知ることも大事ではないだろうか。

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東電OL事件を理解するためのテキスト

Pict0635 自分の考えていた事がこの本で間違っていなかったとわかった。佐野眞一の本と合わせて読むと事件の被害者となったWという女性の輪郭が浮かび上がってくると思う。佐野眞一の視点は他のマスメディアと同じく、エリートOLだった彼女という視点だ。その視点で見ると事実を誤って理解する恐れがある。酒井あゆみのレポートは風俗嬢であった彼女という視点でとらえている。その視点からみる事実は別の意味を持っている。それを理解する上で本書は非常に良いテキストだと思う。

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アサヒ芸能「東電OL殺人事件」掲載号広告

Asagei

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はじめての夜 二度目の夜 最後の夜

何故この小説が心に引っかかっていたのか、その理由が分かった。というか思い出した。アオキミチコがヤザキケンに最後の夜に会ったときに言った「こげんして会うのはこれで最後にしようと思うけん」という言葉。アオキミチコは長崎弁でこのせりふを言ったが、全く同じせりふを僕がまだ若かった頃にある女性から言われたことがあった。僕も小説の中のヤザキケンと同様に自分の何がいけなかったのか、何か気に障るようなことをしたのか、ベッドでのテクニックが未熟だったのかと自問自答し、全身の力が抜けてしまった。そうだ、だからなのか。結局僕たちもアオキミチコとヤザキケンの二人と同様に先の無い関係だったのだ。だからしょっぱかったんだ。

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「村上龍著 はじめての夜 二度目の夜 最後の夜」

40代になった主人公ヤザキが中学時代の初恋の相手だった同級生アオキミチコとハウステンボスのフレンチレストラン、エリタージュで再開し(はじめての夜)。フレンチについて語り、中学時代の思い出を語り合う。

数ヵ月後にアオキミチコから相談があるということで、同じ場所で再会し(二度目の夜)、フレンチについて語り、中学時代の思い出を語り、家庭の事情を少し語り、そしてホテルでセックスをする。

ヤザキはアオキミチコとの関係をいくぶんわずらわしいものに感じ始め、連絡をしなければと思いながらも、なかなかアオキミチコに電話ができない。そんな折にアオキミチコから電話がかかってきたが、気持ちは浮き立たない。

同じハウステンボスのレストランで会い、食事をしてホテルで寝るという前と同じ手順を予想していたヤザキは、アオキミチコにいきなり「こうやって会うのは今日限りにしたい」といわれてショックを受ける。あまり遅く帰れないというアオキミチコに、どうする?ホテルに行って寝る?と聞かれ、昔話をして二人でフレンチを食べ、ホテルで少しだけ話をしてから車で帰るアオキミチコを見送るヤザキ。ラストは少しだけしょっぱい。

この作品を読んで、「共有すること」について少し考えた。ヤザキは中学生だった頃のある時期、アオキミチコといろいろな体験を「共有」し、再会してからエリタージュというフレンチレストランで、素晴らしい料理を食べるという時間を「共有」し、ホテルでのセックスという時間を「共有」した。体験を「共有」することで、お互いを理解し、また共感も深まるが、どれだけ体験を「共有」しても超えられないものもある。ヤザキとアオキミチコは現在についてお互いに語るべき言葉を持たない。語るべき事を何も持っていないのではなく、語るべき相手が違うということなのだろう。だから二人の関係は最後の夜で終わる、大多数の男女の関係と同じように・・・。

だから最後はすこしだけしょっぱい。

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