映画「やわらかい手」を見たよ
以前、この映画の舞台となっている風俗店は「ラッキーホール」と呼ばれていた
店だろうということをここに書いたことがあって、やっぱりこういうこと書くのも
どうかと思って削除した。
で、その映画。
ご存知マリアンヌ・フェイスフル主演作品。
DVDをレンタルして再生したら、いきなり作品紹介でアランドロンと共演した
「あの胸にもう一度」の予告がはじまった。
この予告を見てから、本編のうん十年後のマリアンヌ・フェイスフルの姿
を観たときに、胸が締め付けられるような気持ちがした。
どうみても別人・・・。
だけど、ストーリーが進むにつれて、非常に素敵な表情をみせてくれる
場面が増えてくる。圧倒的な存在感と、一瞬みせる魅惑的な表情に
ああ、やっぱりあのマリアンヌ・フェイスフルなんだなと、納得させられた。
ストーリーはぜんぜんいやらしいところが無く、むしろ大人の悲哀感や
淡い恋心などが織り交ぜられた質感の高い脚本にすっかり魅了されて
しまった。そして、ラスト。うーん、そうきたか。ある意味僕の好きな
「ビフォアサンセット」でセリーヌが部屋に一曲だけ歌を聞きにきてなか
なか帰らないジェシーにむかってニーナシモンのまねをしながら「あんた
飛行機に乗り遅れるわよ」といった瞬間にブラックアウトして幕となる、あれ
によく似たエンディングで、すっかりやられてしまった。
でも、年をとると人間の身長まで変わるとは思いもよらなかった。
年をとったといっても彼女はまだ62~3のはずで、そんなになる
年齢ではないはずなのに。
年月と過酷な環境というものはかくも残酷なものなのかと思い知らされた。
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